2月の天文情報(30年度)

2月の主な天文現象

3日(日) 節分
4日(月) 立春
5日(火) ●新月
13日(水) ◐上弦 火星と天王星が接近
20日(水) ○満月(スーパームーン)
26日(火) ◑下弦

27日(水)

水星が東方最大離角

 

2月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会は、1~2月開催しておりませんのでご注意ください。春になったらぜひお越しください。なお、1~2月の間、自然保護センター本館2階にて、冬の星空ガイド開催中です。

★トピック★

 寒い日が続きますが、星は寒さが増すほど空気が冴えて星がきらめいて見えます。立春の頃は寒さも極まる頃なので防寒対策をしっかりとして風邪などひかないように星の観察をしましょう。
 さて2月は、月と惑星がそれぞれ近づくのを見ることができます。1日、朝焼けに染まり始めた東の空に月齢25.8の月と金星が大接近、2日には、東の空に昇って間もない土星と月齢26.8の細い月、木星が東の空に並んでみえます。18~19日は、明け方の東の空で金星と土星が大接近です。双眼鏡や望遠鏡で形や大きさ、色の違いなど観察してみてはいかがでしょうか?
 2月20日の満月は、2019年で最も大きな満月です。日付が変わってすぐの2月20日0時54分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約35万7千キロメートル、今年最大の満月は、満月の日である2月20日の夕方に昇ってくる月ではないので気をつけてください。

 

★金星

 日の出前の南東の低空で明るく輝き、明るさは、-4等。

 

火星

 昨年7月31日に大接近した火星は、今はどんどん遠ざかって、明るさは1等まで落ちましたが、近くに明るい星がないので、夕方の西の空で目を引いています。

 

★木星

 日の出前の南東の空に見え、明るさは、-2等。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…火星 天王星 木星 土星 
恒星(二重星など)…7つの一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)
散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団:すばる(おうし座)、M36、M37、M38(ぎょしゃ座)
球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)
銀河…M77セイファート銀河(くじら座)
散光星団…M42/オリオン大星雲(オリオン座)
超新星残骸…M1かに星雲(おうし座)

 

2月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

2月南

2月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

2月北