「お知らせ」カテゴリーアーカイブ
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2018.05.29
オキナグサは、4月から5月にかけて花を咲かせるキンポウゲ科の植物です。深紅の花は釣鐘状で下向きに咲きます。花が終わると翁の白い銀髪のような毛が長く伸びる実を付けることから、その名が付けられたそうですが、密生した淡色の毛をまとった花だって、十分、翁の髭のようです。
かつてオキナグサは、嶺北の数か所で見られましたが。昭和60年頃に六呂師高原で2株確認されたのを最後に、すでに福井県から野生個体が絶滅してしまったと考えられています。
現在、六呂師高原では妻平湿原のスキーパーク側にある「オキナグサ園」やテニスコートの道路を挟んで反対側にある「農家民宿このは」のお庭にオキナグサが植えられていますが、これはかつて野生で生えていた個体を育てて増やし、花壇の中に植え戻したものです。
当センターでも、オキナグサを保護増殖するために、本館前の学習広場の一角に専用の花壇を造りました。
男性職員8名総出で作業を行いましたが、当日(5月25日)は気温も高く、約3メートル四方の花壇を造るのにも5時間程かかりました。生き物を守ることは苦労が多いと実感しました。
今後、オキナグサが再び野生に戻ることを願って、昨年から準備していた苗を植える予定です。
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2018.05.25
【初夏の深緑の中で輝く生きものたち】
雨の日が多くなってくるこの時期、自然観察の森の中にある馬取池は、水位が高くなり、モリアオガエルにとっては絶好の産卵場所となります。馬取池を囲む木々には、クリーム色の大きな泡のような卵塊がぶら下がっています。5月23日には、観察デッキから見えるだけでも23個ほどの卵塊を確認することができました。これからもどんどん数が増えていくと思われます。また、緑が生い茂ってきた自然観察の森では、白いヤマボウシの花がいたるところに咲いています。池ヶ原湿原ではレンゲツツジの鮮やかな赤だいだい色の花がたいへん見ごろとなっています。「四季の自然観察シリーズ」や「池ヶ原湿原ガイド」で、これらの動植物を、自然観察指導員の解説を聞きながらご覧になりませんか。六呂師高原の自然を楽しみに、ぜひご参加ください。
自然観察の森の植物の様子は、季節の自然情報をご覧ください。
【お知らせ】
・里山観察ウォーク「ハマナス咲く三里浜砂丘の自然」の申し込みを受け付け中です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
以下、今週末のイベント情報です。
5月19日(土)
★池ケ原
【池ケ原湿原ガイド】
湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
<講 師> 齋藤 寿子さん
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等。
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
5月のテーマ:★おとめ座周辺は大賑わい「春の銀河」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
5月20日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ11回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 山田 儀一さん
<テーマ> コシアブラで遊ぼう
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
5月19日(土) 5月20日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.18
【池ヶ原湿原ガイドが始まります】
六呂師の奥越高原牧場の奥にある池ヶ原湿原では、レンゲツツジが咲き始めました。レンゲツツジは国内に自生するツツジの仲間の中で、花の大きさが最大の種で、池ヶ原湿原には300株以上が自生しています。湿原の敷かれた木道を歩いて奥へ進むと、鮮やかな赤だいだい色のレンゲツツジに目を奪われます。レンゲツツジをご覧になりたい方には、5月19日(土)から始まる、「池ヶ原湿原ガイド」がおすすめです。保全活動により再生された多様な湿原の生物たち(特に花)について、自然観察指導員から学ぶことができます。歩く距離も短く、軽いお散歩気分で、ぜひご参加ください。
自然観察の森の植物の様子は、季節の自然情報をご覧ください。
【お知らせ】
・里山観察ウォーク「ハマナス咲く三里浜砂丘の自然」の申し込みを受け付け中です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
以下、今週末のイベント情報です。
5月19日(土)
★池ケ原
【池ケ原湿原ガイド】
湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
<講 師> 小林 則夫さん
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等。
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
5月のテーマ:★おとめ座周辺は大賑わい「春の銀河」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
5月20日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ10回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 浅利 裕太さん
<テーマ> 食べられる野草と食べられない野草
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
5月19日(土) 5月20日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.10
【爽やかな初夏の風を感じる季節となりました】
現在、妻平湿原ではミツガシワやサワオグルマが咲いています。ミツガシワは満開の時期は過ぎましたが、湿原にかかった木道を歩けば、まだ一面にミツガシワの花がまだ見られます。このお花畑を楽しめるのは来週いっぱいくらいだと思われます。また、まだ開いていないつぼみもありますので、花自体は5月の終わりごろまでご覧になることができそうです。
さて、来週末(5/19)からは、毎週土曜日に池ヶ原湿地ガイドが開催されます。これからの時期、湿原特有の動植物が見ごろになっていきます。爽やかな初夏の六呂師高原を散策しませんか。
自然観察の森の植物の様子は、季節の自然情報をご覧ください。
【お知らせ】
・5月16日(水)から里山観察ウォーク「ハマナス咲く三里浜砂丘の自然」の申し込みを受け付けします。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
以下、今週末のイベント情報です。
5月12日(土)
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
5月のテーマ:★おとめ座周辺は大賑わい「春の銀河」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
銀河とはこの宇宙を構成している基本単位で、人間でいうと細胞のようなものです。地球は、太陽系の第3惑星。太陽系は天の川銀河と呼ばれるひとつの銀河の中に含まれています。
銀河の中には、太陽のように自ら光を発する恒星が無数に存在します。このため、地球はこうした天の川銀河を構成する星々に囲まれているので、夜空はにぎやかに見えるのです。しかし、春の夜空は天の川銀河の外側方向を向いているため、明るい星が少なく、なんとなく寂しい雰囲気が有ります。しかし、この春の夜空は、宇宙を構成している他の銀河を数多く見ることができるので、「宇宙の窓」と呼ばれています。おとめ座やかみのけ座の近くは、とても多くの銀河を見つけることができますよ。観察棟の大望遠鏡でこれらの銀河をご覧になりませんか。
夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
5月13日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ9回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 山岸 登美子さん
<テーマ> ちょっと早い夏をみつけよう
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
5月12日(土) 5月13日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.02
木々の芽吹き前線は標高1,000mを越え、六呂師高原から望む日本百名山の荒島岳や保月山・経ヶ岳が、次第に柔らかな緑で覆われてきています。また、高原内では次々と花が咲き、六呂師高原が1年で最も爽やかな時を迎えています。
大型連休後半は、こんな清々しい六呂師高原で、休日のひと時を過ごされてはいかがでしょうか。
今が旬、これからが旬になる花をご紹介します。
<以下、写真解説>
・ミツガシワ
連休中の一番のお勧めの花は、「妻平湿原のミツガシワ」です。湿原が一面に白い花で覆われ、1年で最も美しい妻平湿原の風情に親しんでいただくことができます。
・ミチノクフクジュソウ
自然観察の森の一角にあるまだまだ見頃のミチノクフクジュソウの黄色いじゅうたん。ミチノクフクジュソウの花は、光の恵みをいっぱいに浴びようと常に太陽の方を向いて動きます。鮮やかな黄色の花は、太陽を背にすると最も美しく光り輝いてくれます。
・ズミ
白色からピンク色の花が密生して咲くズミ。その存在感は高原内でひと際目立ちます。
ズミの木を見つけたら近づいて見てください。白色とピンク色の絶妙なバランスが美しいつぼみや、眩いばかりの純白の花に感動です。
・ウワミズザクラ
ズミと共に、この季節に存在感を発揮するウワミズザクラ。白い小さな花が集まって作る円柱状の花形とその花が密生して咲く様は、遠くからでもその存在を十分知ることができます。
・オキナグサ
すでに福井県から野生個体が絶滅してしまったオキナグサ。恥じらう少女ように下向きに花を咲かせるので、カメラマンにとってはとても撮影しにくい花です。
一方、名前は「翁草」。翁の白い銀髪のような毛が長く伸びる実を付けることから名付けられたそうですが、密生した淡色の毛をまとった花だって、十分、翁の髭のようですね。
現在、六呂師高原に見られるオキナグサは、かつて野生で生えていた個体を育てて増やし、花壇の中に植え戻したものです。妻平湿原のスキーパーク側にある「オキナグサ園」やテニスコートの道路を挟んで反対側にある「農家民宿このは」のお庭に生えています。
・チゴユリ
自然観察の森にある神明山の斜面では、歩道沿いにチゴユリの花が咲き始めました。稚児のように草丈10cm程度の小さなユリです。この花もまさに恥ずかしがり屋の稚児のように花を下向きに付けるので、地べたに這いつくばって撮影しないと花の様子を伝えることができません。
まだ満開はまだ少し後ですが、保護センターの本館裏は、チゴユリが密生して生えるお勧めポイントです。
・エンレイソウ
延齢草は漢字のとおり、中国で薬草として利用されてきたことが名前の由来だそうです。
効能は、高血圧、神経衰弱、健胃、腹痛、食あたりですが、有毒物質のサポニンを含むため、体質の弱い人や多量に使用すると、嘔吐、下痢、血便などが生じるそうです。一方、これを利用して、食あたりや食べ過ぎの際に食べたものを吐き出させ、命拾いすることから「延齢草」をなったようです。
大きな3枚の葉が輪生し、その中心から地味な花が1輪咲く様子は、一度見れば忘れられない独特の姿かたちをしています。
その他、自然保護センター本館前駐車場の周辺には、イチリンソウとニリンソウの白い花がちょうど見ごろです。本館から妻平湿原に向かうアプローチ歩道沿いでは、白いキクザキイチゲがまだ少し咲いています。妻平湿原の神明山側にはニリンソウ、湿原内にはサワオグルマの黄色い花も咲き始めています。
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2018.04.27
【ゴールデンウィークは六呂師高原でゆっくりと自然体験をしませんか】
今週末より春の大型連休が始まります。連休中に自然保護センターではゴールデンウィーク特別企画を開催します。ガイドとともに春の自然の中を散策するイベントや、森の材料を使った工作、動物のはく製を使ったクイズ、プラネタリウムや天体観望会など盛りだくさんの企画で、皆様をお待ちしています。これらのプログラムはすべて無料で、申し込みも不要です。このゴールデンウィークはご家族でゆっくりと六呂師高原を満喫してみませんか。
【お知らせ】
5/26(土)開催の里山観察ウォーク「カキツバタの咲く池河内湿原」の申し込みが始まっています。たいへん人気のイベントで、数日で定員に達することもあるため、ご希望の方はお早目にお申し込みください。
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回違ったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。ゴールデンウィーク中は、イチリンソウやナガハシスミレ、妻平湿原のミツガシワやサワオグルマのお花畑が見ごろになります。高原の生きものたちと出会いにいらっしゃいませんか。
以下のテーマは、いずれも開催時間や場所、持ち物は同じです。
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15 (所要時間約60分)
<場 所> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
○4月29日(祝日)
<講 師> 牧野 晃治さん
<テーマ> 気候療法で春の森を歩こう
○4月30日(振月)
<講 師> 廣野 栄美さん
<テーマ> いろいろな葉っぱを見てみよう
○5月3日(祝木)
<講 師> 櫻井 知栄子さん 、 伊藤 勝幸さん
<テーマ> 春の女神、ギフチョウに会いに行こう!
○5月4日(祝金)
<講 師> 矢村 健一さん 、 多田 雅充さん
<テーマ> 色々なむしを見つけよう
○5月5日(祝土)
<講 師> 大石橋 節子さん 、 斎藤 寿子さん
<テーマ> 森のようちえん
★本館
【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。小さなお子さまからお楽しみいただけます。参加者には、オリジナル缶バッジやクリアファイルをプレゼントします!
○4月29日(祝日)、30日(振月)、5月2日(水)~6日(日)
<場 所> 1階レクチャーホール
<時 間> 9:00~17:00(随時受付)
【森の材料で工作しよう】
松ぼっくりやどんぐり等、森の材料を使って、工作体験をお楽しみいただけます。森の材料でかわいい動物たちを作ったり、鉛筆立てやいろいろな小物を作ったりすることができます。
○5月3日(祝木)~5日(祝土)
<場 所> 2階工作室
<時 間> 10:00~16:00(随時受付 所要1時間程度)
★観察棟
【特別観望会 星空観望ゴールデンウィーク ―木星と春の天体をみよう―】
GWの夜にご家族やご友人と天体観望してみませんか。大迫力の月のクレーターや木星を中心に観望します。また、野外では寝ころんで満天の星空や星座解説をお楽しみいただけます。
○4月28日(土)、29日(祝日)、5月4日(祝金)、5日(祝土)
<場 所> 観察棟内
<時 間> 19:30~21:30(随時受付)
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
○4月28日(土)~30日(振月)、5月3日(祝木)~6日(日)
<時 間>10:00~ 11:00~
13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫
午前 「おとめ座の話」
午後 「おおぐま・こぐま物語」
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2018.04.22
陽光に照らされ、ぽかぽかと暖かな自然観察の森では、次々と花が咲き、まさに春真っ盛りです。暖かな日は、散策がお勧めです。
お越しになれない方は、写真で六呂師高原の春をご満喫くださいませ。
<以下、写真の解説>
○カスミザクラ
自然保護センター本館下の芝生広場の一角にあるカスミザクラが満開です。
○コブシ
最も早く咲き始めた木は、花が散ってしまいましたが、ちょうど満開の頃を迎えた木もあります。満開の木の膨らみ始めたつぼみです。モフモフの暖かそうな毛と柔らかい緑の新葉のハーモニーが見事です。
○ミチノクフクジュソウ
・次第に、黄色い花のじゅうたんのようなお花畑になってきました。
・ミチノクフクジュソウの花のアップです。まさに眩いばかりの黄金色の花です。
○カタクリ
・ミチノクフクジュソウのお花畑の脇にあるカタクリはもうそろそろ終わりですが、神明山の妻平湿原側の麓にあるカタクリ群落は、まだつぼみです。
これから赤紫のお花畑が見られるようになります。
○キクザキイチゲ
せせらぎ歩道周辺の白いキクザキイチゲは、まだまだ見頃です。
青紫色のキクザキイチゲは、神明山の妻平湿原側の麓と本館前駐車場の神明山の麓にあり、咲き始めです。
○キケマン
ミチノクフクジュソウのお花畑の下では、キケマンの黄色い花が目立ち始めました。
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2018.04.20
【自然観察シリーズが始まりました】
六呂師にも爽やかな風が吹き、優しい暖かさが自然観察の森に春を運んでくれました。森では、さえずりが響き、野鳥たちの恋の季節の到来を告げています。また、春の植物たちがいたるところで見られ、木々の新芽もどんどん大きくなっています。
今年度も、待ちに待った「四季の自然観察シリーズ」がスタートしました。次回22日のテーマは「キビタキ・オオルリは来ましたか?」です。ガイドが自然観察の森を案内します。これからは、毎回違うテーマで四季折々の自然の魅力をご紹介していきます。ぜひお越しください。
自然観察の森の植物の様子は、季節の自然情報をご覧ください。
【お知らせ】
・4月26日(土)から里山観察ウォーク「カキツバタの咲く池河内湿原」の申し込みを受け付けします。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
・5月12日(土)開催の里山観察ウォーク「新緑の青葉山麓を歩こう」も受付中です。お待ちしております。
以下、今週末のイベント情報です。
4月21日(土)
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語」
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
4月のテーマ:天国への入口と言われる 「プレセペ星団」をみよう
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
4月22日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ2回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 酒井 敬治さん
<テーマ> キビタキ・オオルリは来ましたか?
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
4月21日(土) 4月22日(日)
★本館
特別展【奥越地方の野鳥と獣たち】
奥越地方に生息する野鳥と獣たちを迫力の写真やはく製でご紹介します。
写真展示では夏鳥・冬鳥・留鳥・旅鳥・冬の野鳥レストランの訪問鳥などを取り上げています。また、はく製展示ではイノシシやツキノワグマなどの獣たちや猛禽類を展示しています。中でも2017年に寄贈されたヤマドリを捕えたクマタカのはく製は大迫力で必見です。
また「写真投稿コーナー」を設置しています。みなさまが撮影された野鳥の写真を掲示させていただきますので、とっておきの一枚をぜひご提供ください。
<場 所> レクチャーホール <時 間> 9:00~17:00
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2018.04.20
先週の4月12日(木)に、当センターで保護していたフクロウのクリンちゃんが放鳥されました。
このクリンちゃんは、民家近くで拾われ救護者の方がしばらく飼養し、当センターへ届けられました。保護当時、クリンちゃんは巣立ち直後の幼鳥でした。フクロウの幼鳥は、まだ綿毛が全身に生えていて、見るからにヒナそのものなので、迷子と勘違いした人間が保護してしまうことが毎年のようにあります。保護直後ならば、すぐに保護場所に返すことで、親鳥が何とか養育できるのですが、今回の場合は保護センターに届けられたのが、保護からかなり日数が経過していたため、当センターで飼養することになりました。
当時はまだ綿毛がある幼鳥でしたので、野外で生きていけるようになるまで育てなくてはならず、センター職員が鷹匠さんの技を習いながら、腕に乗せて行動を共にしエサやりをするなどし、クリンちゃんとの信頼関係を築いていきました。1回のエサやりは、1時間をかける必要があり、とてもたいへんでしたが、丸い眼が愛らしく、腕に乗るほどなついてくれて、本当に可愛いかったです。こうした地道な飼養の結果、かなり逞しく成長することができました。その後は、野生復帰のため、人から離れて、飼育室での開放飼育となりました。野生復帰できるのかと心配でしたが、開放してからは、人に威嚇するほど野生を取り戻すことができました。とても思い出深いフクロウです。
放鳥時のクリンちゃんは、センター前の広場に出てしばらくは、丸太の上でじっとし、これまであまり見たことがなかった野外の景色に驚いた様子で、辺りをキョロキョロと見回していました。そんな状況が続くこと30分、元気よく翼を広げて自然観察の森へと飛び立っていきました。職員一同無事に放鳥できたことに安堵し、これから大自然で健やかに生きていくことを願っています。
春は新しい命が誕生する季節です。そのため、1年間の傷病鳥獣救護件数の約45%がこの時期に集中し、最も忙しくなります。そして、その中で一番多いのはヒナの保護です。
巣立ち直後のヒナはあまり動きません。また、親鳥はヒナの近くに人がいると警戒してやって来られません。ヒナに手を出して親子を引き離すと「誘拐」になります。親鳥は近くで巣立ちビナを見守っていることが多いので、ヒナを見つけてもすぐ保護せず、様子を見るか、その場を立ち去るようにしましょう。よろしくお願いいたします。
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2018.04.17
4月に入り、初夏を思わせるような陽気が続き、桜や春植物たちが一気に花を咲かせましたが、7日からは一転して気温が下がり、六呂師高原では4月8日に、4月としては記録的な積雪量(自然保護センター周辺で約25cm)に達しました。
早速、8日の朝、雪が降りしきる中を六呂師高原内の様子を見まわったところ、開花したばかりのソメイヨシノやコブシの花が、雪で覆われるという「雪見花」を見ることができました。雪に耐えながら、春の命を育む花や新芽を写真でご覧ください。
一方、25cmもの積雪に覆われたカタクリやフクジュソウなどの春植物たちはどうなったのでしょうか。
春植物たちの新葉や花は、あまりにもか弱く、少し触るだけで葉や花弁が切れ、踏みつければすぐに折れてしまいます。そんなか弱い葉や花が、25cmもの積雪の重みに耐えられるのかどうか・・・雪解け後には、春植物たちの無残な姿が点在しているのではないかと推察していました。
再び、気温が20度を超えた4月10日、保護センター本館に近いミチノクフクジュソウとカタクリの群落を見に行きました。
すると、雪が消えた所からは、徐々に押しつぶされた新葉やつぼみが見え始め、雪が無くなるとともに、花柄が立ち上がり、次第につぼみが開き始める様子を観察できました。夕方までにはほとんどの雪が消えてなくなり、その後には、いつもと変わらないカタクリとミチノクフクジュソウのお花畑が復活しました。
踏みつけや接触には弱い春植物ですが、雪の重みや低温には耐える術を身に着けていたのです。何万年にもわたって、彼らが早春に花を咲かせ続けてきた生命力を垣間見ることができました。
雪に覆われながらも、健気に花を咲かせる様子を写真でご覧ください。
さあ、もうすぐ春の陽気と花の共演が見ごろを迎えます。か弱くも生命力溢れるお花畑を見に、自然保護センターの自然観察の森にお越しになりませんか。きっと、新芽や花たちが、元気をプレゼントしてくれると思います。