◆今週末のイベント情報 平成30年6月9日(土)、10日(日)

【梅雨入り前のセンター作業にて】

 近畿、東海、関東地方は6月6日に梅雨入りをし、北陸地方にも梅雨が目前に迫っています。6月7日には、センター職員全員で梅雨入り前に自然観察の森の維持管理作業を行いました。

 学習広場の南側花壇には、絶滅危惧種のオミナエシやキキョウ、マツムシソウが植えられています。この花壇は昨年度の作業でつくったもので、今年の夏にたくさんの花が咲くよう願いつつ草取り等をしました。その花壇の周辺には、カラスザンショウとカキの苗木も植栽しました。カラスザンショウはミカン科ですので、アゲハ類の幼虫の食草となる他に、その種は11月以降、野鳥の餌となります。  

 また、先月つくった花壇には、オキナグサを20株とチョウジソウを30本植えました。新しい花壇をつくったのは、野生個体が絶滅してしまったオキナグサを、栽培により絶滅から守り、個体数を増やしていくためです。これから大切に育てていきたいと考えています。

花壇の草取り
新花壇の苗植え
オキナグサ&チョウジソウ
オキナグサの苗
チョウジソウの苗

 その他にも、ミチノクフクジュソウとカタクリの群落拡大のために、周辺のササの刈り取りを行ったり、キクザキイチゲやイチリンソウ、カタクリ等の生育範囲を広げるために、妻平湿原の神明山側の草刈りと、ススキの抜根をしたりしました。

ササ刈り
ササ刈り
ススキの抜根

 今後、これらの植物の生育範囲が広がり、たくさんの生きものが集まるよう期待して保護活動をし、見守っていきたいと思います。

 

 

6月9日(土)

★池ケ原

【池ケ原湿原ガイド】

 湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。

 

<講 師> 北川 博正さん

<時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  

       (所要時間約60分)

<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。

<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等。

★観察棟

【プラネタリウム】春の星座番組

春の星座解説と星座の物語。

10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)

≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語」

週末天体観望会】※土曜夜のみ開催 

6月のテーマ:★太陽系最大の惑星「木星」をみよう★

開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)

※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。

 

6月10日(日) 

★自然観察の森

四季の自然観察シリーズ

 今週末は、2018年のシリーズ12回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。

 

<講 師> 八尾 政士さん

<テーマ> 葉っぱのいろいろ

<時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15

 (所要時間約60分)

<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。

<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

 

6月9日(土) 月10日(日)

★本館

 特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】

 

 県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。

<場所> 1階 レクチャーホール

<時間> 9:00~17:00(随時受付)