「お知らせ」カテゴリーアーカイブ
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2018.06.14
今回は、今週見ごろを迎えた六呂師高原の花々を簡単に紹介します。
まずは池ヶ原湿原です。
ただいま池ヶ原湿原では、トキソウが見ごろをむかえています。
トキソウは小さなラン科の植物です。
福井県では生育地は少なく、レッドデータブックでは県域絶滅危惧Ⅰ類に記載されています。
トキの羽色の様な薄いピンク色と大変かわいらしいたたずまいが人気です。木道にしゃがみ込んでラン特有の複雑な花のつくりも観察してみてください。
池ヶ原湿原のトキソウ 複雑な構造のトキソウの花 良い写真を撮るためには、つい花に近づきたくなりますが、撮影の際は絶対に木道を外れ、湿原に踏み込まないようお願いします!
池ヶ原湿原では、同じくラン科のミズチドリ(県域絶滅危惧Ⅰ類)もつぼみがちらほら確認できるようになりましたが、満開は月末になりそうです。
開花の時を待つミズチドリのつぼみ 毎週土曜の池ヶ原湿原ガイドでは、ガイドの先生がとっておきの湿原情報をご案内しますので、ぜひご参加ください!
次回は6月16日の11時~と13時15分~の2回です。開始時間までに奥越高原牧場となりの池ヶ原湿原駐車場にお越しください。
つづいて自然保護センター周辺の自然観察の森です。
自然観察の森では、神明山を中心にササユリがたくさん開花しています。
甘い香りと大きな美しい花には、うっとりと魅了されてしまいます。
神明山のササユリ 神明山では、コアジサイやシソバタツナミも見頃です。
神明山山頂へは、自然保護センター本館から徒歩15分ほどです。
自然観察の森の周辺にはクマなどの野生動物も生息しています。センター本館ではクマ鈴をお貸ししていますので、観察の際はお立ち寄りください。
神明山山頂で見られるシソバタツナミ さて、六呂師高原の各所では、黄色い美しい花も咲いていました。
この植物はオオキンケイギクという名前で、実は北アメリカ原産の外来植物です。
非常に繁殖力が強く、在来の植物を駆逐し、生態系に悪影響を与える恐れがあることから、環境省により『特定外来生物』に指定され、栽培や運搬が禁止されています。
6月13日は職員3名で南六呂師集落内のオオキンケイギクを除去しました。
藪に分け入り根っこから取り除きます 根こそぎ取り除かれたオオキンケイギク Before After 一見、きれいに除去できたように見えても採り逃した小さな株が次々と花を咲かせるので、採っても採ってもモグラたたきのような戦いが続きます。。。
ですが諦めたらおしまいです。六呂師高原の自然を守るため、今後も継続的に除去を行っていきたいと思います。
ギザギザの黄色い花びらが特徴です 読者の皆さんもこの花にピンと来たら駆除にご協力をお願いします!
駆除方法には注意点もありますので下の環境省作成のチラシをご確認ください。
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2018.06.09
【梅雨入り前のセンター作業にて】
近畿、東海、関東地方は6月6日に梅雨入りをし、北陸地方にも梅雨が目前に迫っています。6月7日には、センター職員全員で梅雨入り前に自然観察の森の維持管理作業を行いました。
学習広場の南側花壇には、絶滅危惧種のオミナエシやキキョウ、マツムシソウが植えられています。この花壇は昨年度の作業でつくったもので、今年の夏にたくさんの花が咲くよう願いつつ草取り等をしました。その花壇の周辺には、カラスザンショウとカキの苗木も植栽しました。カラスザンショウはミカン科ですので、アゲハ類の幼虫の食草となる他に、その種は11月以降、野鳥の餌となります。
また、先月つくった花壇には、オキナグサを20株とチョウジソウを30本植えました。新しい花壇をつくったのは、野生個体が絶滅してしまったオキナグサを、栽培により絶滅から守り、個体数を増やしていくためです。これから大切に育てていきたいと考えています。
花壇の草取り 新花壇の苗植え
オキナグサ&チョウジソウオキナグサの苗 チョウジソウの苗 その他にも、ミチノクフクジュソウとカタクリの群落拡大のために、周辺のササの刈り取りを行ったり、キクザキイチゲやイチリンソウ、カタクリ等の生育範囲を広げるために、妻平湿原の神明山側の草刈りと、ススキの抜根をしたりしました。
ササ刈り ササ刈り ススキの抜根 今後、これらの植物の生育範囲が広がり、たくさんの生きものが集まるよう期待して保護活動をし、見守っていきたいと思います。
6月9日(土)
★池ケ原
【池ケ原湿原ガイド】
湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
<講 師> 北川 博正さん
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等。
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語」
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
6月のテーマ:★太陽系最大の惑星「木星」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
6月10日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ12回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 八尾 政士さん
<テーマ> 葉っぱのいろいろ
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
6月9日(土) 6月10日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.31
【ムラサキサギゴケが咲く広場にイカルがやってきました】
センター前広場の一角や自然観察の森の広場には、ムラサキサギゴケが咲いています。ムラサキサギゴケは、北海道南部から九州まで分布している多年草です。茎は短く、5~10cmの花茎の先に花を咲かせます。花が紫色をしたものが「ムラサキサキゴケ」ですが、その近くには花が白色の「サギゴケ」もところどころに咲いていますよ。小さくて可愛らしいムラサキのがじゅうたんはたいへん見ごろです。
また、5月30日(木)には、そのムラサキサギゴケが咲く広場に、イカルがやってきました。イカルはくちばしが淡黄色で、頭部は黒く、白色の翼の先端に紺色と黒色の模様がある野鳥です。こちらはHPの「季節の生きもの情報」で詳しい様子を掲載していますので、どうぞご覧ください。
ムラサキサギゴケ ムラサキサギゴケ
サギゴケ
イカル 【お知らせ】
・里山観察ウォーク「ハマナス咲く三里浜砂丘の自然」の申し込みを受け付け中です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
以下、今週末のイベント情報です。
6月2日(土)
★池ケ原
【池ケ原湿原ガイド】
湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
<講 師> 小林 則夫さん
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等。
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
6月のテーマ:★太陽系最大の惑星「木星」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
6月3日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ12回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 斎藤 寿子さん
<テーマ> 森の中いろんな命がキラキラ輝いている
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
6月2日(土) 6月3日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.31
じめっとした天気が続き、すでに梅雨のような5月終わりの六呂師高原。
事務室で仕事をしてると、外から「キキコーキー」「キーコーキー」とイカルの悠長なさえずりが聞こえてきました。
本館ベランダから20m程離れたカスミザクラの木を見てみると、赤い実がたわわに実っています。
赤黒く熟し始めたサクランボを狙って5、6羽のイカルたちがどこからともなくやってきました。
双眼鏡で観察すると、ペンチのようなくちばしで器用に果肉をそぎ、種子を割って中身だけを食べる様子がよくわかります。
くちばしで器用に果肉を取り除いて食べています 木の下には果皮と種皮が捨てられていました サクランボの果肉に目もくれず種子だけを食べるなんて、変わりモノだと思ってしまいますが、そうでもありません。
私たちもアーモンドの種やアンズの種(杏仁豆腐の原料)など、サクラ属の種子を好んで食べます。
種子は甘くはないですが、果肉より高カロリーです。
さて、観察していると、時折、くちばしを交わす行動が見られました。このクチバシkissは何のための行動なのでしょうか?
クチバシkissを盗撮してしまいました カスミザクラのサクランボを食べる鳥はイカルだけではありません。ヒヨドリたちもやってきました。
ヒヨドリたちは騒がしくまくし立ててイカルを追い払います。
ヒヨドリのお食事の仕方はイカルとは異なり、サクランボをひょいっと丸呑みにしてしまいます。
そして、果肉だけを消化して糞として種子を300m以上散布する優秀な種子散布者です。
イカルを追い払ったヒヨドリ サクランボを丸呑みにしようとするヒヨドリ
(ブレブレの写真ですが悪しからず…)
カスミザクラからすると、イカルを追い払い、わが子を遠くに運んでくれるヒヨドリは正義のヒーローといったところでしょうか。
まだまだサクランボは実っていますので、来週までは観察できそうです。室内から観察できるので、ぜひお越しください。
私が使ったレンズは、カビだらけでうまく撮影できませんでしたが、望遠レンズをお持ちの方は撮影にもチャレンジしてみてください。
過去の様子はこちら↓↓をご覧ください。
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2018.05.29
オキナグサは、4月から5月にかけて花を咲かせるキンポウゲ科の植物です。深紅の花は釣鐘状で下向きに咲きます。花が終わると翁の白い銀髪のような毛が長く伸びる実を付けることから、その名が付けられたそうですが、密生した淡色の毛をまとった花だって、十分、翁の髭のようです。
オキナグサ オキナグサ かつてオキナグサは、嶺北の数か所で見られましたが。昭和60年頃に六呂師高原で2株確認されたのを最後に、すでに福井県から野生個体が絶滅してしまったと考えられています。
現在、六呂師高原では妻平湿原のスキーパーク側にある「オキナグサ園」やテニスコートの道路を挟んで反対側にある「農家民宿このは」のお庭にオキナグサが植えられていますが、これはかつて野生で生えていた個体を育てて増やし、花壇の中に植え戻したものです。
当センターでも、オキナグサを保護増殖するために、本館前の学習広場の一角に専用の花壇を造りました。
男性職員8名総出で作業を行いましたが、当日(5月25日)は気温も高く、約3メートル四方の花壇を造るのにも5時間程かかりました。生き物を守ることは苦労が多いと実感しました。
今後、オキナグサが再び野生に戻ることを願って、昨年から準備していた苗を植える予定です。
花壇 花壇 -
2018.05.25
【初夏の深緑の中で輝く生きものたち】
雨の日が多くなってくるこの時期、自然観察の森の中にある馬取池は、水位が高くなり、モリアオガエルにとっては絶好の産卵場所となります。馬取池を囲む木々には、クリーム色の大きな泡のような卵塊がぶら下がっています。5月23日には、観察デッキから見えるだけでも23個ほどの卵塊を確認することができました。これからもどんどん数が増えていくと思われます。また、緑が生い茂ってきた自然観察の森では、白いヤマボウシの花がいたるところに咲いています。池ヶ原湿原ではレンゲツツジの鮮やかな赤だいだい色の花がたいへん見ごろとなっています。「四季の自然観察シリーズ」や「池ヶ原湿原ガイド」で、これらの動植物を、自然観察指導員の解説を聞きながらご覧になりませんか。六呂師高原の自然を楽しみに、ぜひご参加ください。
モリアオガエルの卵塊 モリアオガエル 自然観察の森のヤマボウシ 池ケ原湿原のレンゲツツジ 自然観察の森の植物の様子は、季節の自然情報をご覧ください。
【お知らせ】
・里山観察ウォーク「ハマナス咲く三里浜砂丘の自然」の申し込みを受け付け中です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
以下、今週末のイベント情報です。
5月19日(土)
★池ケ原
【池ケ原湿原ガイド】
湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
<講 師> 齋藤 寿子さん
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等。
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
5月のテーマ:★おとめ座周辺は大賑わい「春の銀河」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
5月20日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ11回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 山田 儀一さん
<テーマ> コシアブラで遊ぼう
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
5月19日(土) 5月20日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.18
【池ヶ原湿原ガイドが始まります】
六呂師の奥越高原牧場の奥にある池ヶ原湿原では、レンゲツツジが咲き始めました。レンゲツツジは国内に自生するツツジの仲間の中で、花の大きさが最大の種で、池ヶ原湿原には300株以上が自生しています。湿原の敷かれた木道を歩いて奥へ進むと、鮮やかな赤だいだい色のレンゲツツジに目を奪われます。レンゲツツジをご覧になりたい方には、5月19日(土)から始まる、「池ヶ原湿原ガイド」がおすすめです。保全活動により再生された多様な湿原の生物たち(特に花)について、自然観察指導員から学ぶことができます。歩く距離も短く、軽いお散歩気分で、ぜひご参加ください。
レンゲツツジ レンゲツツジ 自然観察の森の植物の様子は、季節の自然情報をご覧ください。
【お知らせ】
・里山観察ウォーク「ハマナス咲く三里浜砂丘の自然」の申し込みを受け付け中です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
以下、今週末のイベント情報です。
5月19日(土)
★池ケ原
【池ケ原湿原ガイド】
湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
<講 師> 小林 則夫さん
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等。
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
5月のテーマ:★おとめ座周辺は大賑わい「春の銀河」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
5月20日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ10回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 浅利 裕太さん
<テーマ> 食べられる野草と食べられない野草
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
5月19日(土) 5月20日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.10
【爽やかな初夏の風を感じる季節となりました】
現在、妻平湿原ではミツガシワやサワオグルマが咲いています。ミツガシワは満開の時期は過ぎましたが、湿原にかかった木道を歩けば、まだ一面にミツガシワの花がまだ見られます。このお花畑を楽しめるのは来週いっぱいくらいだと思われます。また、まだ開いていないつぼみもありますので、花自体は5月の終わりごろまでご覧になることができそうです。
さて、来週末(5/19)からは、毎週土曜日に池ヶ原湿地ガイドが開催されます。これからの時期、湿原特有の動植物が見ごろになっていきます。爽やかな初夏の六呂師高原を散策しませんか。
自然観察の森の植物の様子は、季節の自然情報をご覧ください。
【お知らせ】
・5月16日(水)から里山観察ウォーク「ハマナス咲く三里浜砂丘の自然」の申し込みを受け付けします。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
以下、今週末のイベント情報です。
5月12日(土)
★観察棟
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫ 午前 「おとめ座の話」 午後 「おおぐま・こぐま物語
【週末天体観望会】※土曜夜のみ開催
5月のテーマ:★おとめ座周辺は大賑わい「春の銀河」をみよう★
開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください。)
銀河とはこの宇宙を構成している基本単位で、人間でいうと細胞のようなものです。地球は、太陽系の第3惑星。太陽系は天の川銀河と呼ばれるひとつの銀河の中に含まれています。
銀河の中には、太陽のように自ら光を発する恒星が無数に存在します。このため、地球はこうした天の川銀河を構成する星々に囲まれているので、夜空はにぎやかに見えるのです。しかし、春の夜空は天の川銀河の外側方向を向いているため、明るい星が少なく、なんとなく寂しい雰囲気が有ります。しかし、この春の夜空は、宇宙を構成している他の銀河を数多く見ることができるので、「宇宙の窓」と呼ばれています。おとめ座やかみのけ座の近くは、とても多くの銀河を見つけることができますよ。観察棟の大望遠鏡でこれらの銀河をご覧になりませんか。
夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
5月13日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
今週末は、2018年のシリーズ9回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 山岸 登美子さん
<テーマ> ちょっと早い夏をみつけよう
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
5月12日(土) 5月13日(日)
★本館
特別展【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。ただ見ているだけでは、動物の生態を知ることは難しいですが、クイズの答えを考えることで、その生態がだんだん分かってきます。小さなかわいいものから、大きな迫力あるはくせいが待っています。小さなお子さまからお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
<場所> 1階 レクチャーホール
<時間> 9:00~17:00(随時受付)
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2018.05.02
木々の芽吹き前線は標高1,000mを越え、六呂師高原から望む日本百名山の荒島岳や保月山・経ヶ岳が、次第に柔らかな緑で覆われてきています。また、高原内では次々と花が咲き、六呂師高原が1年で最も爽やかな時を迎えています。
大型連休後半は、こんな清々しい六呂師高原で、休日のひと時を過ごされてはいかがでしょうか。
今が旬、これからが旬になる花をご紹介します。
<以下、写真解説>
・ミツガシワ
ミツガシワ ミツガシワ ミツガシワ 連休中の一番のお勧めの花は、「妻平湿原のミツガシワ」です。湿原が一面に白い花で覆われ、1年で最も美しい妻平湿原の風情に親しんでいただくことができます。
・ミチノクフクジュソウ
ミチノクフクジュソウ ミチノクフクジュソウ ミチノクフクジュソウ 自然観察の森の一角にあるまだまだ見頃のミチノクフクジュソウの黄色いじゅうたん。ミチノクフクジュソウの花は、光の恵みをいっぱいに浴びようと常に太陽の方を向いて動きます。鮮やかな黄色の花は、太陽を背にすると最も美しく光り輝いてくれます。
・ズミ
ズミ ズミ ズミ 白色からピンク色の花が密生して咲くズミ。その存在感は高原内でひと際目立ちます。
ズミの木を見つけたら近づいて見てください。白色とピンク色の絶妙なバランスが美しいつぼみや、眩いばかりの純白の花に感動です。
・ウワミズザクラ
ウラミズザクラ ウラミズザクラ ウラミズザクラ ズミと共に、この季節に存在感を発揮するウワミズザクラ。白い小さな花が集まって作る円柱状の花形とその花が密生して咲く様は、遠くからでもその存在を十分知ることができます。
・オキナグサ
オキナグサ オキナグサ オキナグサ すでに福井県から野生個体が絶滅してしまったオキナグサ。恥じらう少女ように下向きに花を咲かせるので、カメラマンにとってはとても撮影しにくい花です。
一方、名前は「翁草」。翁の白い銀髪のような毛が長く伸びる実を付けることから名付けられたそうですが、密生した淡色の毛をまとった花だって、十分、翁の髭のようですね。
現在、六呂師高原に見られるオキナグサは、かつて野生で生えていた個体を育てて増やし、花壇の中に植え戻したものです。妻平湿原のスキーパーク側にある「オキナグサ園」やテニスコートの道路を挟んで反対側にある「農家民宿このは」のお庭に生えています。
・チゴユリ
チゴユリ チゴユリ 自然観察の森にある神明山の斜面では、歩道沿いにチゴユリの花が咲き始めました。稚児のように草丈10cm程度の小さなユリです。この花もまさに恥ずかしがり屋の稚児のように花を下向きに付けるので、地べたに這いつくばって撮影しないと花の様子を伝えることができません。
まだ満開はまだ少し後ですが、保護センターの本館裏は、チゴユリが密生して生えるお勧めポイントです。
・エンレイソウ
エンレイソウ エンレイソウ 延齢草は漢字のとおり、中国で薬草として利用されてきたことが名前の由来だそうです。
効能は、高血圧、神経衰弱、健胃、腹痛、食あたりですが、有毒物質のサポニンを含むため、体質の弱い人や多量に使用すると、嘔吐、下痢、血便などが生じるそうです。一方、これを利用して、食あたりや食べ過ぎの際に食べたものを吐き出させ、命拾いすることから「延齢草」をなったようです。
大きな3枚の葉が輪生し、その中心から地味な花が1輪咲く様子は、一度見れば忘れられない独特の姿かたちをしています。
その他、自然保護センター本館前駐車場の周辺には、イチリンソウとニリンソウの白い花がちょうど見ごろです。本館から妻平湿原に向かうアプローチ歩道沿いでは、白いキクザキイチゲがまだ少し咲いています。妻平湿原の神明山側にはニリンソウ、湿原内にはサワオグルマの黄色い花も咲き始めています。
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2018.04.27
【ゴールデンウィークは六呂師高原でゆっくりと自然体験をしませんか】
今週末より春の大型連休が始まります。連休中に自然保護センターではゴールデンウィーク特別企画を開催します。ガイドとともに春の自然の中を散策するイベントや、森の材料を使った工作、動物のはく製を使ったクイズ、プラネタリウムや天体観望会など盛りだくさんの企画で、皆様をお待ちしています。これらのプログラムはすべて無料で、申し込みも不要です。このゴールデンウィークはご家族でゆっくりと六呂師高原を満喫してみませんか。
GWチラシ 【お知らせ】
5/26(土)開催の里山観察ウォーク「カキツバタの咲く池河内湿原」の申し込みが始まっています。たいへん人気のイベントで、数日で定員に達することもあるため、ご希望の方はお早目にお申し込みください。
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】
自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回違ったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。ゴールデンウィーク中は、イチリンソウやナガハシスミレ、妻平湿原のミツガシワやサワオグルマのお花畑が見ごろになります。高原の生きものたちと出会いにいらっしゃいませんか。
以下のテーマは、いずれも開催時間や場所、持ち物は同じです。
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15 (所要時間約60分)
<場 所> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
○4月29日(祝日)
<講 師> 牧野 晃治さん
<テーマ> 気候療法で春の森を歩こう
○4月30日(振月)
<講 師> 廣野 栄美さん
<テーマ> いろいろな葉っぱを見てみよう
○5月3日(祝木)
<講 師> 櫻井 知栄子さん 、 伊藤 勝幸さん
<テーマ> 春の女神、ギフチョウに会いに行こう!
○5月4日(祝金)
<講 師> 矢村 健一さん 、 多田 雅充さん
<テーマ> 色々なむしを見つけよう
○5月5日(祝土)
<講 師> 大石橋 節子さん 、 斎藤 寿子さん
<テーマ> 森のようちえん
★本館
【ふくいの動物はくせいクイズ】
県内で見られる動物のはく製を使ったクイズです。小さなお子さまからお楽しみいただけます。参加者には、オリジナル缶バッジやクリアファイルをプレゼントします!
○4月29日(祝日)、30日(振月)、5月2日(水)~6日(日)
<場 所> 1階レクチャーホール
<時 間> 9:00~17:00(随時受付)
【森の材料で工作しよう】
松ぼっくりやどんぐり等、森の材料を使って、工作体験をお楽しみいただけます。森の材料でかわいい動物たちを作ったり、鉛筆立てやいろいろな小物を作ったりすることができます。
○5月3日(祝木)~5日(祝土)
<場 所> 2階工作室
<時 間> 10:00~16:00(随時受付 所要1時間程度)
★観察棟
【特別観望会 星空観望ゴールデンウィーク ―木星と春の天体をみよう―】
GWの夜にご家族やご友人と天体観望してみませんか。大迫力の月のクレーターや木星を中心に観望します。また、野外では寝ころんで満天の星空や星座解説をお楽しみいただけます。
○4月28日(土)、29日(祝日)、5月4日(祝金)、5日(祝土)
<場 所> 観察棟内
<時 間> 19:30~21:30(随時受付)
【プラネタリウム】春の星座番組
春の星座解説と星座の物語。
○4月28日(土)~30日(振月)、5月3日(祝木)~6日(日)
<時 間>10:00~ 11:00~
13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫
午前 「おとめ座の話」
午後 「おおぐま・こぐま物語」