「お知らせ」カテゴリーアーカイブ
- 2018.03.27
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2018.03.17
【お待たせしました!今週末より観察棟を再開します】
プラネタリウムや天体観望会を楽しみにされていたみなさん、お待たせしました。1月~2月の間、休止していた観察棟を3月17日(土)より再開します。以下のプログラムを通して星の世界にご案内します。みなさんのお越しをお待ちしています。
プラネタリウム
職員の生解説で季節の星座や天体を紹介します。また、星座にまつわる物語を上映します。
毎週土曜・日曜、祝日
10:00~、11:00~、13:30~、14:30~
(4回実施、各回40分程度)
週末天体観望会
福井県最大の口径80cm巨大望遠鏡で季節の星雲・銀河・星団・恒星などの天体を観望します。
毎週土曜 19:00~21:00(3月、10月~12月)
19:30~21:30(4月~9月)
観察棟にお越しの際の注意
本館前の駐車場から観察棟へと上がる遊歩道は、積雪と野鳥レストランの延長実施により、通行できません。そのため、観察棟にお越しの際は、下図のとおり自然の家から観察棟へ向かう坂道をご利用ください。矢印で示した駐車スペースを利用されると便利です。
観察棟近くの駐車スペースには立て看板があります。 観察棟への坂道は自動車の通行禁止です。徒歩でご来館ください。 野鳥レストランの様子も少しお伝えします。キツツキの仲間やカラ類は、一時期より数は減りましたがよく訪れています。エナガやツグミ、ホオジロ、カシラダカなどが時々訪れるようになりました。キジバトが5~6羽の集団でよく訪れています。
エナガ 数羽の群れで牛脂を食べに来ます。 自然保護センター周辺の道路沿いの森ではベニマシコの姿が確認されています。晴れている日には鮮やかな紅色の姿を楽しむことができます。
ベニマシコ お知らせ
※積雪が多いため3月一杯まで冬の野鳥レストランの期間を延長することが
決定しました。(3月からはガイドの実施はありませんのでご注意ください)
※保護中のニホンリスの公開が野外復帰に向けたリハビリのため、
午前中のみ(10:00~)となりました。 ご了承ください。
3月17日(土) 3月18日(日)
●本館
★観察棟
【プラネタリウム】 冬番組
秋の星座解説と星座の物語。
<時 間> 10:00~ 11:00~
13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
≪星座の物語≫
午前 「ふたご座の話
午後 「天の狩人オリオンの話」
【週末天体観望会】3月17日(土)のみ
3月のテーマ
「★誰もがびっくり 冬のダイヤモンドをみつけよう★」
<時 間> 19:00~21:00
(時間内に観察棟までお越しください)
冬の夜空には一等星が7つあります。これは一年の中でも最も多い数です。その中の6つの星を線で結ぶと夜空に大きな6角形が出来上がります。これを「冬のダイヤモンド」と呼びます。華々しく輝く一等星達が作り上げる夜空の宝石を肉眼や望遠鏡を使って観望します。観望会はその他にもプレアデス星団やオリオン大星雲などの星団や星雲も観望する予定です。
夜間はかなり冷え込みますので、真冬に野外で活動できるような服装でお越しください。
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2018.03.09
【六呂師高原でもマルバマンサクが咲きました!】
春先に他の花に先駆けて咲くことで知られる「マルバマンサク」が六呂師高原でも花開きはじめました。一時期は3m近くあった六呂師の積雪も1mにまで減りました。南側を向いた斜面では土が見える部分が増え、春を待っていた野草の若葉が顔を出しています。今年は特に雪深かった六呂師にも、いよいよ春がやってこようとしています。
六呂師でも花開きはじめたマルバマンサク(3月7日撮影) すぐ隣のマルバマンサク。こちらのつぼみはまだ開いていませんが、かなり膨らんでいます。 マルバマンサクの花。面白い形をしています。黄色で細長い部分が花弁。紫の部分が萼、雄しべが4本あり、その中央に雌しべがあります(写真では見えづらいです)。 左は開きかけたつぼみ。中に黄色い花弁がリボンのように巻いて収納されています。右のようにつぼみが開くと細長いか弁が外に出ます。 マルバマンサクの花を探している途中で、面白いものを見つけたのでご紹介します。
一つ目はファミリー広場(馬取池の前にある広場)のアカマツの大木です。今年の大雪で随分と枝が垂れ下がっています。木の下をよく見ると、マツボックリがたくさん落ちていて、マツボックリがバラバラに分解されたものも大量に落ちています。だれがこんなことをしたのでしょう。
ファミリー広場にあるアカマツ。大雪の影響で枝が垂れ下がっています。 枝にはマツボックリがいっぱいついています。 アカマツの木の周りには、マツボックリの鱗片がバラバラにされたものがいっぱい散らばっています。 バラバラのマツボックリをじっくりとみると、エビフライのようなものが見つかります。このホームページでも何回か紹介していますが、これはリスがマツボックリの中の種子を食べた痕です。かなりたくさん落ちていましたが、何匹のリスがいるのでしょう。誰もいない森の中、雪の上でマツボックリをいっぱいかじるリスの姿を思い浮かべると、ほほえましい気持ちになります。
リスがつくったエビフライ。松の木の下に何十、何百と落ちています。 2つ目は馬取池から観察棟へと続く歩道沿いの木です(種名は分かりませんでした)。この木も雪で垂れ下がっており、枝先がまだ雪の下にあります。枝の樹皮が下から1m50cmの高さまではがされています。いったい誰がこんなことをしたのでしょう。
樹皮がはがされた木(種は不明)。近くで見ると細く鋭いものでげずりとっ多様な跡が見えます。 下を見るとコロコロとした丸い糞が沢山落ちています。 木の下を見ると直径1~2cmくらいの丸い糞がたくさん落ちていました。これはウサギの糞です。つまり、ウサギがエサとして樹皮を食べ、そしてその場で糞をしているのです。
ここでもう一つ疑問が浮かびます。ウサギは1m50cmもジャンプをして樹皮を食べたのでしょうか。ジャンプが得意なウサギでも、そんなことは流石にできません。実は数週間前までは1m50cm上の高さまで雪があったのです。そして、雪が融けて雪面が下がるにつれウサギが樹皮を食べ続けた結果、こんな木ができあがりました。
雪が降る時期にはこのような動物の生活の痕は全て隠されてしまいますが、雪解けのこの時期に森を歩くとこのような発見がたくさんあり、楽しいものです。
冬の野鳥レストランの様子を少しお伝えします。春が近づき暖かくなってきたので、森の中に野鳥のエサが増えてきているのか、野鳥レストランを訪れる野鳥の数は少なくなってきています。ただ、野鳥の種類に大きな変化はなく、キツツキの仲間も相変わらず顔を見せてくれますし、リスも時々現れます。これまで来ていなかった野鳥が見られる時期でもありますので、まだまだ楽しむことができます。皆様のお越しをお待ちしています。
今週撮影した一枚。1本の木にオオアカゲラが2羽とまっています。上がメス、下がオスです。 お知らせ
※積雪が多いため3月一杯まで冬の野鳥レストランの期間を延長することが
決定しました。(3月からはガイドの実施はありませんのでご注意ください)
※積雪により観察棟が使用できません。
大変申し訳ありませんが、プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月17日より再開予定です。
※保護中のニホンリスの公開が野外復帰に向けたリハビリのため、
午前中のみ(10:00~)となりました。 ご了承ください。
3月10日(土) 3月11日(日)
●本館
★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。
プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月17日より再開予定です。
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2018.03.02
【春の訪れと新しい野鳥のお客様】
先週の自然情報では、サクラの冬芽を食べる「ウソ」がセンター周辺の森に来ていることをお伝えしましたが、他にも春の訪れと共に野鳥レストランを訪れるようになった小鳥がいます。今週は春が近づく、これからの時期に見られる野鳥をご紹介します。
まずは福井県の県鳥「ツグミ」です。ツグミは2月の中ごろから時々レストランに姿を見せてくれていましたが、最近は毎日のようにエサを食べに来ています。ツグミは冬鳥で、夏期にはシベリアで繁殖しますが、冬期には南下して日本でも越冬し、春になるとまた北に帰ります。だんだんと暖かくなってきたので、野鳥レストランで北へ帰るための栄養補給をしているのでしょう。
ツグミ 雪面に落ちている雑穀を食べることが多いです。 次に、同じく冬鳥である「アトリ」が3月1日に初めて野鳥レストラン周辺に姿を見せてくれました。まだ、レストランのエサは食べていないので、今後も来てくれるかは分かりませんが、うまくいけば群れで野鳥レストランを訪れてくれると思います。
3月1日に来たアトリ エサ台からは離れた場所に下り、エサを探して少し歩いた後、飛び去りました。 最後は「キジバト」です。キジバトは留鳥で一年中見ることのできる野鳥です。今週に入って野鳥レストランを訪れてくれました。背中や羽に赤褐色と黒のうろこ模様があり、首に青と白の縞模様があるのが特徴です。雪面に落ちている雑穀を食べに来ています。
キジバト 春を前にしたこの時期からレストランを訪れる野鳥は、雪面や地面に落ちているエサを好むことが多いので、2月の終わりごろから雪の上にもヒエやアワなどの雑穀をまくようにしています。
雪の上に点々と見えるのが雑穀です。一部ウソが食べ落としたサクラの冬芽が混じっています。 今後も春が近づくにつれて、昨年の野鳥レストランに来店してくれた「ホオジロ」や「ミヤマホオジロ」、「シロハラ」などの野鳥も訪れる可能性が高まります。新しく野鳥の訪問がありましたら、このホームページでも紹介する予定です。
【昨年の様子】
また、大人気のニホンリス君は2月末は来店が少なめでしたが、3月に入ってからは連続で来店してくれています。この週末もかわいい姿を見せてくれるかもしれません。
3月2日来店のニホンリス。エサ台近くの切株に設置したクルミをくわえています。 お知らせ
※積雪が多いため3月一杯まで冬の野鳥レストランの期間を延長することが
決定しました。(3月からはガイドの実施はありませんのでご注意ください)
※積雪により観察棟が使用できません。
大変申し訳ありませんが、プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月17日より再開予定です。
※保護中のニホンリスの公開が野外復帰に向けたリハビリのため、
午前中のみ(10:00~)となりました。 ご了承ください。
3月3日(土) 3月4日(日)
●本館
★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。
プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月17日より再開予定です。
- 2018.03.01
- 2018.03.01
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2018.02.23
【六呂師高原で感じる春の兆し】
朝晩はまだ冷え込みが厳しいですが、日中はだんだんと暖かくなってきました。晴れ間がある日も増えてきて、少しずつ春が近づいていることを感じます。
六呂師高原で感じる春の訪れの一つに鳥のさえずりがあります。最近、通勤して車から降りるとセンター周辺の森から「ツツピー、ツツピー」と、とてもきれいな声が聞こえることがよくあります。この声はシジュウカラやヤマガラのさえずりです。
また、先日スノーシューをはいて自然観察の森を見回った時には、分厚い雪に覆われた森の中で雪の上に頭を出す木々の枝先に、春に向けて少しずつふくらんでいく冬芽をみつけました。
動物も植物も例年以上の積雪に耐えながらも春に向け着実に準備を進めているようです。
トチの冬芽 芽には光沢があり、さわると粘着性があります。 マンサクの冬芽 春に咲く樹木の花のトップバッターです。 木々の冬芽が膨らむと、それを食べるのを楽しみにしている野鳥が訪れます。たとえば、センター周辺の森には桜の木が数本ありますが、この時期になると桜の木の周りで「フィ、フィ」と高い鳴き声が聞こえます。これはウソの鳴き声で、膨らみ始めた桜の冬芽を食べに来ているのです。ウソは数羽の群れで訪れることが多く、のどから頬にかけて可愛らしいピンク色をしています。
アカウソ(ウソの仲間) ピンク色がとてもかわいいです。 サクラの冬芽を食べるアカウソ アカウソが食事をした後の桜の枝の下。食べ落とした冬芽がいっぱいです。 これからは春の訪れとともに、冬の間には見られなかった野鳥がセンター周辺や野鳥レストランでも見られるようになります。興味のある方は野鳥レストランにお越しになって野鳥観察を楽しまれてはいかがですか。また、このホームページでも紹介する予定ですので楽しみにお待ちください。
ここからは今週、野鳥レストランや六呂師高原で撮影した写真をご紹介します。
今年の野鳥レストランはキツツキの当たり年!毎日のようにオオアカゲラ、アカゲラ、アオゲラ、コゲラの本州で見ることのできる4種類をすべて見ることができます。しかもほぼ毎日、4種類が何回も来ます。オスとメスの両方を見ることができる日も多いです。キツツキの当たり年ですから、1本の木に2羽が一緒にとまるタイミングも時々あります。
今年はキツツキの当たり年。下にはオオアカゲラのオス。上にはアカゲラのオスがとまっています。 右がアオゲラのオス。左がアカゲラのオス。アオゲラの方が一回りは大きいです。 ただ一緒にとまっているのは一瞬なので撮影は難しいですが、ぜひ挑戦していただきたいです。
次は六呂師の集落で撮影したキジです。日当たりの良い日に近くから撮影できたので、メタリックなキジの羽根の迫力をうまく撮影することができました。
キジのオス。雪の中だと、鮮やかな色彩が一段と目立ちます。 顔を見ると歌舞伎役者の隈取のよう。とても精悍な印象です。 お知らせ
※積雪が多いため3月一杯まで冬の野鳥レストランの期間を延長することが
決定しました。(3月からはガイドの実施はありませんのでご注意ください)
2月24日(土) 2月25日(日)
●本館
★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。
プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月中旬より再開予定です。
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2018.02.16
【冬の野鳥レストランで飛翔写真の撮影に挑戦!】
記録的な大雪で六呂師高原では今週のはじめに3mほども積雪がありました。みなさんもここしばらくは雪かきや雪下ろしなどで大変だったことと思います。ほんとうにお疲れさまでした。
今週末は疲れをいやしに、冬の野鳥レストランにいらっしゃいませんか。暖かな室内でゆっくりしながら、エサを食べにくるかわいい野鳥を眺める。野鳥レストランは癒しの空間でもあります。この数日で六呂師の雪も緩み、15日現在で240㎝ほどに積雪が減りました。道路も除雪が進んでおり、大野市や勝山市から六呂師に至る県道は安心して対面通行ができる状態にあります。ただ、雪解けに伴い道路両脇の雪の壁が崩れていることがありますので、十分に気を付けてお越しください。
大雪が収束した2月14日のレストラン。六呂師の雪の厳しさがよく分かります。現在は屋根からせり出した雪を落とし、もっとすっきりしています。 冬の野鳥レストランは、野鳥の名前や姿かたちを勉強するにも適していますが、野鳥撮影の練習をするにも最適です。野外で野鳥を撮影するためには、野鳥のいる場所に出向き、葉が生い茂る木々の中で声を頼りに探し回り、野鳥が逃げる前にカメラのシャッターを切らなければなりません。その点、冬の野鳥レストランでは、温かい室内で待っているだけで、野鳥が向こうから何回も近くに寄ってきてくれます。つまり、野鳥のシャッターチャンスに困ることはありません。
そんな野鳥レストランですから、難しい野鳥の飛翔シーンの撮影にも挑戦しやすいです。まず、センター職員が撮影した写真を少し紹介します。
なかなか迫力があります。さて、ではどのようにすれば飛翔シーンの撮影ができるのでしょう。ポイントをいくつかご紹介します。
【撮影のポイント】
1.シャッター速度を1/2000秒以上に高める
野鳥のはばたきは非常に速いので、シャッター速度をかなり高めないと羽がボケてしまいます。羽先までピタッと止めたければ速度を1/3200秒以上にするのがおすすめです。
2.高速連写モードにする
飛び立つ瞬間の様子を詳細に撮影するため、連写速度を最高速に高めてください。野鳥はあっという間に飛び去るため、最高速にしていても写るのは数枚程度です。
3.野鳥をよく観察して、飛び立つ瞬間や方向を予測する
野鳥の撮影では、飛び立つ瞬間から飛んだ先へとカメラを流し撮りします。ある程度の予測がないと、追いかけることができないばかりか、シャッターを押すこともできません。じっくりと観察して、いつ飛ぶのか、どちらに飛ぶのかを予測する必要があります。
そういった意味では、キツツキの仲間は飛ぶタイミングや方向が分かりやすいです。下の写真のように、飛び立つ前にその方向に顔を向け確認することが多いです。きょろきょろし始めたら、まもなく飛翔するサインです。羽を広げると美しい模様が見えるので写真映えするのでおすすめです。
今から飛ぶ方向を確認するオオアカゲラ。この場合は、もうすぐ右に飛びそうだと予想します。 他にも色々と細かいポイントがあるので飛翔シーン撮影は難しいですが、うまく撮影できた時の喜びは格別です。カメラをお持ちの方は、ぜひ飛翔の撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。
お知らせ
現在、新しいお知らせはありません。
2月17日(土) 2月18日(日)
●本館
★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。
プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月中旬より再開予定です。
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2018.02.10
【記録的大雪の中の野鳥レストラン】
今週の記録的な大雪で自然保護センター周辺では一時278㎝まで積雪が増えました。昭和33年から続く積雪の記録を見ると、これまでで3番目に多い積雪です。
休館日明けの2月6日、駐車場の除雪を終え、野鳥レストランのコーナーをみるとびっくりです。窓の半分以上の高さまで積雪があるではありませんか。エサ台や、立木に開けた牛脂を埋め込む穴が雪の下になりそうなので、担当職員は腰まで積もる雪をラッセルしながらエサ台にたどり着きました。そして、エサ台の位置を上げたり、立木のより高い位置に新しい穴をあけたりした後で、エサを補充しました。これには野鳥たちも大喜びで、普段以上にたくさん訪れていました。こんな厳しい雪の中でも野鳥たちは、たくましく生きています。
立木や果物のエサ台の位置を調整しています。本来なら右奥に写真撮影小屋が見えるのですが、小屋の周りの雪が積もりすぎてしまい見えません。この後、撮影小屋は使用できるように整備しました。 牛脂を埋め込んだ直後の立木。職員が近くで作業をしていても、上から下までずらっとカラ類が並びました。全部で何羽いるでしょう。 2羽のキツツキが仲良く食事中。上はアオゲラのオス、下はアカゲラのオスでした。 アオゲラのオス。よく見ると背中と羽は違う緑色をしています。 お知らせ
2月10日に予定されていました里山観察ウォーク「スノーシューで森の探検!」は3月4日に延期となりました。
2月10日(土) 2月11日(日) 2月12日(月振替)
●本館
★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。
プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月中旬より再開予定です。
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2018.02.02
【アオゲラ来店!本州のキツツキ4種の全てがお得意様に!】
「冬の野鳥レストラン」にはアカゲラやオオアカゲラ、コゲラなどのキツツキの仲間がよく訪れて、来館者の皆様の人気を博しています。どのキツツキも牛脂が大好物で、立木に埋め込んだ牛脂をよく食べに来ます。
一方、平地~山地で生息するキツツキの仲間「アオゲラ」は、これまでほとんど野鳥レストランを訪れることはありませんでした。ごくまれに近くの木にとまることはあっても、牛脂を食べることはありませんでした。
そのアオゲラ(メス)が1月30日の午後、ついにレストランを訪れました。立木の牛脂をついばんだ後で、近くの木に吊り下げてあったカラスザンショウの実をおいしそうに食べました。エサを食べたので、近いうちにまた来てくれるといいな、と思っていた翌日のことです。今度は、メスのアオゲラが牛脂を食べているところへ、オスが飛んできたのです。夫婦(?)そろってのご来店。よほどレストランの牛脂がおいしかったのでしょう。それ以降、毎日オスもメスもレストランを訪れ、牛脂を食べていきます。
牛脂を食べるアオゲラのメス 。アオゲラは日本の固有種になります。 カラスザンショウの実を食べるアオゲラのメス。気に入ったのか長い間ついばんでいました。アオゲラはオスもメスも頭部が赤いですが、メスは前頭部が赤くありません。 アオゲラの来店で、冬の野鳥レストランでは本州で見られる主要なキツツキを全て見ることができるようになりました。運が良ければ、一日で4種類ともご覧になれるかもしれません。午前中のご来館がおすすめです。なお、ニホンリスもここ数日は連続して窓のすぐ外のエサ台までクルミを取りに来ています。こちらも一緒にご覧になれるかもしれません。リスに関しても午前中がおすすめです。
【冬の野鳥レストランでみられるキツツキたち】
キツツキの仲間はオスとメスで頭部の色が異なります。アカゲラやオオアカゲラはメスの頭部が黒く、オスの頭部には赤い部分があります。アオゲラはオスメス共に頭部が赤いですが、オスのほうが赤い部分の面積が広くなります。
アオゲラのオス。アオゲラはオオアカゲラよりも大型のキツツキです。 オスは頭部全体が赤いのが特徴です。アオゲラは胸の黒斑の形が面白く、ハート形です。 小型のキツツキ、コゲラ。羽の白黒模様がおしゃれです。オスメスの区別は難しいですが、オスの後頭部側面には赤い羽が隠れており、風が吹くと見えます。 アカゲラのオス。後頭部が赤色をしています。冬の森の中では赤がたいへん目立ちます。野鳥レストランの主役の一羽です。 アカゲラのメス。頭部は黒色です。 オオアカゲラのオス。大型のキツツキで、枯れ木をつついているとかなり迫力があります。オスの頭部は全体が赤く、腹部の赤と合わさってかなり派手な野鳥です。福井県の県域準絶滅危惧種です。 オオアカゲラのメス。メスは頭部全体が黒くシャープな印象です。向かい合ってとまっているのはシジュウカラ。何か相談をしているようで、面白いですね。 ニホンリスもすぐ近くで見ることができます。 お知らせ
現在、新しいお知らせはありません。
2月3日(土) 2月4日(日)
●本館
★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。
プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月より再開予定です。